建設業の年間休日は平均で何日くらいある?徹底的に調査してみた!

なんとなく休みが少ないイメージのある建設業ですが、実際にどの程度の年間休日があるのか調べてみました。

結論から言えば、全国の建設業を営む企業の平均年間休日は「107.6日」です。これは全国平均からすると「ちょっと少なめ」の休日日数だと言えます。

その根拠や内訳を、詳しく解説していきます。

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目次

建設業の年間休日は、平均107.6日

厚生労働省が調査した『就労条件総合調査』では、令和2年における全国の建設業の年間休日は平均107.6日だと発表されていました。

107.6日といえば、だいたい週に2日の休みがあるペースです。

そしてこれは、平均よりも少ない年間休日数です。

出典:厚生労働省『令和2年就労条件総合調査』

少しみにくいですが、上記の調査では「令和2年の労働者一人当たりの平均年間休日は116.0日」だと公表されています。

そう考えると、建設業の平均である107.6日はちょっと少ない日数だと言えるでしょう。

しかし今回の調査では、同じ建設業の中でも職種や企業規模によって休日日数に大きく開きがあることがわかりました。まずはその傾向をお伝えしていきます。

建設業の中で「年間休日の多い」職種の特徴

建設業の中で年間休日が多い傾向にあったのは、以下のような職種です。

  • 設計業務
  • 営業
  • 点検

上記いずれかに当てはまっている職場は、軒並み120日程度の年間休日があることがほとんどでした。

建設業の中で「年間休日の少ない」職種の特徴

建設業の中で年間休日が少ない傾向にあったのは、以下のような職種です。

  • 製造
  • 工場の技術職
  • 施工管理

あくまで今回の調査では、技術職に「年間休日が90日台」の求人が目立ちました。ただ企業によって大きく変わり、一部休みが多い会社も存在しました。

製造や施工管理は105日程度の休日数が多い傾向にありました。

建設業の年間休日の内訳は?

次に、各種求人を調査して建設業の休日の内訳を調査しました。

今回は「リクルートエージェント」「リクナビNEXT」に掲載されている求人を調査したところ、いくつかの傾向が見えましたので、ジャンルごとにご紹介していきます。

曜日が決まっている週休2日制

木造戸建住宅の施工管理
【休日】108日  
その他(週休2日制(火・水曜または水・日曜))

不動産の賃貸・売買営業
【休日】108日  
その他(週休2日制(火・水曜または水・日曜))

巡回型の施工管理
【休日】115日 
(内訳) 日曜 祝日  
その他(年末年始休暇※会社カレンダーに準ずる)

営業や施工管理は、不動産業のイメージ通り「水曜日」が基本の休みになっていることが多い傾向にありました。

水曜+αなど、ある程度曜日が決まった休みが用意されていました。

完全週休2日制+α

設計業務
【休日】122日 
(内訳) 土曜 日曜 祝日 年末年始3日 
その他(リフレッシュ休暇(7~9月の間で1週間))

営業
【休日】122日 
(内訳) 土曜 日曜 祝日  
その他(夏季、年末年始、慶弔休暇)

電気設備点検
【休日】120日 
(内訳) 土曜 日曜 祝日  

営業や設計などの職種は、カレンダー通りの休みのことが多い傾向にありました。

一般的なサラリーマンのサイクルで働きたい場合は、この辺りを狙うと良いでしょう。

シフト制

不動産の仕入れ業
【休日】124日  
その他(シフト制)

工場の技術職
週休制(シフト制)
週1~2日休み
年間休日95日

工事技術
【年間休日】
118日(シフト制)

工場などではシフト制が用いられていました。平日の休みが欲しい方は、この辺りの職種を狙うと良いかもしれません。

建設業で働く方々のリアルな評判

リアルな建設業の方々の声を調査したところ、なんとなく「休み少ない!」というイメージの声が多かったのが印象的でした。

参考にしてみて下さい。

建設業で働く人の、休日の過ごし方

今回は建設業で働く方々がどんな風に休日を過ごしているのか調査してみました。ぜひ参考にしてみてください。

建設業の年間休日は、平均と比べると少なめ

建設業の年間休日は、全体的な数値と比べると少なめでした。

特に「施工管理」や「土木」は休みの少なさが声高に叫ばれることが多く、ある意味では「イメージ通り」という内容かもしれません。

もちろん仕事が好きであればさほど休日がいらない方もいますし、求めるものは人それぞれです。自分の働きやすい職場を探していきましょう。

では、良い休日を。

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この記事を書いた人

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