年間休日85日の内訳とは?リアルな仕事のペースや生活スタイルを解説

年間休日85日の仕事は、平均よりも休みが少ない労働環境です。

12ヶ月にならすと「毎月7日間+正月休み」というような休日日数になり、つまり週に1回+αの休みがある状況です。

「休みが少なすぎて違法では?」と疑う人も出てくる休日日数ですが、週や月の総労働時間を守っていれば違法ではありません。

それでは「年間休日85日のリアル」を見ていきましょう。

PR

今すぐ会社を辞めるなら、退職代行SARABAがおすすめです。

自分で退職手続きをするのが難しい方でも、LINEで申し込めば最短即日退職手続きを済ませてくれます。

残っている有給を消化して辞めるように交渉して貰えば、利用料を払ったところで黒字になることも。これから転職活動をするために、まず会社を辞めてしまいたい方にピッタリです。

相談するだけなら無料ですので、ぜひ一度LINEで退職相談してみてください。

目次

年間休日85日の内訳は?

年間休日85日の内訳は「月に7日の休日×12ヶ月+1日(正月など)=年間休日85日」という形になります。

つまり土日祝などの一般的な休日とは関係なく、

  • シフト制(変形労働時間制)
  • 日曜固定休で土曜日が隔週休み

上記のどちらかになることが多いのが「年間休日85日」という職場の働き方です。

シフト制(変形労働時間制)の場合の内訳

年間休日85日でシフト制(変形労働時間制)の場合、月の休みが7日で、1日の労働時間はだいたい7時間15分くらいになります。

例えば日数が「31日」の月であれば、7日休んで「24日」が労働日数になります。

労働時間を「31日間で177時間8分まで(※)」に収めれば法定労働時間内ですので、それを24日で割ると1日あたり「7.375時間」です。

現実的なシフトの時間にならすと、1日に7時間〜8時間働くようなシフトになるでしょう。

(※)参考:厚生労働省HP

日曜が休みの場合の内訳

日曜日が固定休の職場の場合、だいたい「土曜日が隔週休み」のようなペースで働くことになります。

1年間は52週間ありますので、85(日)÷52(週)で1.6(日)。つまり1週間の休日日数が平均で1.6日あることになります。

ということで、一般的には「日曜日+隔週で土曜が休み」だったり「日曜日休み+月に3日好きに休みを取る」というような半シフト制のような働き方で、お正月などが1日休みという会社になるでしょう。

年間休日85日は多い?少ない?

年間休日85日は「平均よりも26.8%少ない」休日日数です。

厚生労働省が実施した『令和2年就労条件総合調査』労働時間制度の結果では、「労働者一人当たりの平均年間休日総数は116.0日」とされています。

85日で割り返すと0.732となりますので、平均よりも26.8%ほど少ない休日日数だと言えます。

さらに純粋に日数差で考えると、年間休日が平均より31日も少ないことになります。ちょうど1ヶ月分の違いになりますね。

それと同時に、

  • 企業規模が小さいほど、休日が少なくなる傾向にある
  • 休日日数が89日以下の会社は全体の9.4%

この辺りも資料から読み取れる事実になります。

つまり「年間休日85日」は小さい会社に多く、社会全体で見てもかなり少ない年間休日日数だと言えるでしょう。

年間休日85日の仕事を選ぶメリット

年間休日85日の仕事を選ぶメリットは、ほぼありません。

ただ一つだけ「時給や日給月給で働く場合はいっぱい稼げる」というのがメリットです。

時給や日給月給ならいっぱい稼げる

年間休日85日の仕事は、アルバイトや契約社員など「働いた分だけのお金をもらえる」という雇用形態であれば、休みが多い仕事よりも稼ぎやすいと言えます。

例えば年間休日120日の仕事なら、大体月の休みが10日ほどになります。

31日月に「1日7時間・時給1,200円」で働くとすると、

  • 休みが月に10日(年休120日)の場合「1日8,400円×21日=176,400円」
  • 休みが月に7日(年休85日)の場合「1日8,400円×24日=201,600円」

このように、それなりに稼げる額に差が出ます。

アルバイトや契約社員として働いて稼ぎたいのであれば、休みが少ない年間休日85日の仕事などを選ぶメリットはあるでしょう。

年間休日85日の仕事を選ぶデメリット

年間休日85日の仕事を選ぶデメリットは「プライベートが充実しにくいし、将来性も良くない」ということです。

  • プライベートが充実しにくい
  • 会社規模が小さく、将来性が不透明なことが多い

プライベートが充実しにくい

年間休日が85日しかなければ、プライベートを充実させにくいというのが大きなデメリットです。

わかりやすいところでは「連休が取りにくく、旅行や帰省が難しい」ということが考えられます。おそらく2泊3日の旅行ですら、一大決心しなければ難しいでしょう。

友人や家族と休日の予定も合わせにくくなりますし、プライベートが充実しにくいのは大きなデメリットだと言えます。

会社規模が小さく、将来性が不透明なことが多い

『令和2年就労条件総合調査』労働時間制度の結果を見ると、会社の規模が小さいほど年間休日日数も少なくなる傾向があることがわかります。

さらに年間休日89日以下の会社は、全体のわずか9.4%しかありません。

規模が小さいということは将来性も不透明であることが多いため、わざわざ年間休日の少ない会社を選ぶメリットは少ないでしょう。

年間休日85日の仕事が多い業界・職種

年間休日85日の仕事が多い業界・職種は、以下のような職種です。

  • 小売・販売業
  • サービス業

それらの業界の特徴として、

  • 募集しても人がなかなか集まらない
  • 利益率が悪い

このような共通項が考えられます。

「あまり儲からないので一人ひとりに高い給料を出せず、それが原因で人が集まらないから休みを少なくしないと仕事が回らない」

こういう職場が「年間休日85日」であることが多いと言えます。

年間休日85日で働いている方の休日の過ごし方

ここでは、年間休日が85日前後で働いている方がどんな風に休日を楽しんでいるのかご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみて下さい。

年間休日85日の方が、休みを増やした体験談

ここでは、年間休日85日前後だった方が休日を増やすことに成功した転職体験談をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

休日を充実させるなら、年間休日85日はキツい

結論として、より休日を充実させたいなら「年間休日85日」という職場はキツいものがあります。

良い休日を過ごすには、ある程度まとまった休日日数が必要です。

年間休日85日だと連休を取ることも難しいので、プライベートを充実させるには相当な工夫が必要かもしれません。

仕事を変えることなども検討すると良いかもしれませんね。

では、良い休日を。

よかったらシェアしてね!

今よりも休日の多い仕事につきたいなら、まずは自分の市場価値をチェックしてみませんか?

ミイダスなら、プロフィールを入れるだけで無料で「適正年収」を診断してくれます。

休みの多い仕事は、年収とトレードオフになることも多いのです。
まずは自分の市場価値を理解して、その上で「現実的に狙える報酬額の中で、できるだけ年間休日の多い仕事」を探すことをおすすめします。

\ 完全無料!あなたの本来の年収は? /

この記事を書いた人

人事労務経験者や転職アドバイザーなど、休日や働き方に関するプロだけが所属する編集部。「より良い休日を考える」をコンセプトに、当サイトYASUMEを運営しています。

目次