年間休日94日の内訳は?リアルな仕事のペースや生活スタイルを解説

年間休日94日の仕事は、平均よりも休みが少ない労働環境です。

12ヶ月にならすと「毎月7〜8日間の休みがある」というような休日日数になり、つまり週に2回弱休める職場です。

「休みが少なくて違法なのか微妙なところでは?」と疑う人も出てくる休日日数ですが、週や月の総労働時間を守っていれば違法ではありません。

それでは「年間休日94日のリアル」を見ていきましょう。

年間休日94日の内訳は?

年間休日94日の内訳は「月に7〜8日の休日×12ヶ月=年間休日94日」という形になります。

つまり土日祝などの一般的な休日とは関係なく、

  • シフト制(変形労働時間制)
  • 週休2日制

上記のどちらかになることが多いのが「年間休日94日」という職場の働き方です。

シフト制(変形労働時間制)の場合の内訳

年間休日94日でシフト制(変形労働時間制)の場合、月の休みが7〜8日で、1日の労働時間はだいたい7〜8時間くらいになります。

例えば日数が「31日」の月であれば、8日休んで「23日」が労働日数になります。

労働時間を「31日間で177時間8分まで(※)」に収めれば法定労働時間内ですので、それを23日で割ると1日あたり「7.69時間」です。

現実的なシフトの時間にならすと、1日に7時間〜8時間働くようなシフトになるでしょう。

(※)参考:厚生労働省HP

週休2日制の場合の内訳

年間休日94日で週休2日制の職場の場合、だいたい「日曜+隔週の土曜日+たまに祝日」が休日になるような内訳で働くことになります。

(1ヶ月のうち1回でも「2日休みの週」があれば「週休2日制」になります。毎週2日休みであれば「完全週休2日制」です。)

1年間は52週間ありますので、94(日)÷52(週)で1.80(日)。つまりもう少しで毎週2日休めるのに惜しいな、といった日数ですね。

ということで、一般的には「日曜日+隔週の土曜+盆正月が休み」だったり「日曜日休み+月に4日ほど好きに休みを取る」だったり、土日祝休みの職場と比べると「少し変則的」な働き方の会社になるでしょう。

年間休日94日は多い?少ない?

年間休日94日は「平均よりも19.4%少ない」休日日数です。

厚生労働省が実施した『令和7年就労条件総合調査』の労働時間制度の結果では、「労働者一人当たりの平均年間休日総数は116.6日」とされています。

94日を平均116.6日で割ると0.806となりますので、平均よりも19.4%ほど少ない休日日数だと言えます。

さらに純粋に日数差で考えると、年間休日が平均より22.6日少ないことになります。1ヶ月弱の違いになりますね。

それと同時に、

  • 企業規模が小さいほど、休日が少なくなる傾向にある
  • 休日日数が99日以下の会社は全体の11.1%

この辺りも資料から読み取れる事実になります。

つまり「年間休日94日」は比較的小さい会社に多く、社会全体で見ても少ない年間休日日数だと言えるでしょう。

あわせて読みたい年間休日の平均は?計算方法や代表的な休日日数の内訳を解説

年間休日94日の仕事を選ぶメリット

年間休日94日の仕事を選ぶメリットは、ほぼありません。

ただ一つだけ「時給や日給月給で働く場合はいっぱい稼げる」というのがメリットです。

時給や日給月給ならいっぱい稼げる

年間休日94日の仕事は、アルバイトや契約社員など「働いた分だけのお金をもらえる」という雇用形態であれば、休みが多い仕事よりも稼ぎやすいと言えます。

例えば年間休日120日の仕事なら、大体月の休みが10日ほどになります。

31日月に「1日7時間・時給1,200円」で働くとすると、

  • 休みが月に10日(年休120日)の場合「1日8,400円×21日=176,400円」
  • 休みが月に8日(年休94日)の場合「1日8,400円×23日=193,200円」

このように、それなりに稼げる額に差が出ます。希望すれば限界ギリギリまで働かせてくれる職場もあるかもしれません。

アルバイトや契約社員として働いて稼ぎたいのであれば、休みが少ない年間休日94日の仕事などを選ぶメリットはあるでしょう。

どうしても働きたい仕事だった場合もアリ

働く動機は、もちろん人それぞれです。

「休みなんてなくても、とにかく働いてスキルを身につけたい」というのであれば、年間休日が少なくても働く価値はあるでしょう。

ただそれが一生続くのはどうかと思いますので、ある程度の将来設計を考えた上で選ぶと良いかもしれません。

年間休日94日の仕事を選ぶデメリット

年間休日94日の仕事を選ぶデメリットは「プライベートが充実しにくいし、将来性も良くない」ということです。

  • プライベートが充実しにくい
  • 会社規模が小さく、将来性が不透明なことが多い

プライベートが充実しにくい

年間休日が94日しかなければ、プライベートを充実させにくいというのが大きなデメリットです。

わかりやすいところでは「連休が取りにくく、旅行や帰省が難しい」ということが考えられます。おそらく2泊3日の旅行ですら、一大決心しなければ難しいでしょう。盆や正月の休日も、いわゆる「土日祝が休みのサラリーマン」と比べると少ないかもしれません。

友人や家族と休日の予定も合わせにくくなりますし、プライベートが充実しにくいのは大きなデメリットだと言えます。

会社規模が小さく、将来性が不透明なことが多い

『令和7年就労条件総合調査』の労働時間制度の結果を見ると、会社の規模が小さいほど年間休日日数も少なくなる傾向があることがわかります。

さらに年間休日99日以下の会社は、全体のわずか11.1%しかありません。

規模が小さいということは将来性も不透明であることが多いため、わざわざ年間休日の少ない会社を選ぶメリットは少ないでしょう。

もちろん将来的にもっと良い環境で働ける算段がついているのであれば、スキル目的なら良いかもしれません。

年間休日94日の仕事が多い業界・職種

年間休日94日の仕事が多い業界は、以下のような内容です。

  • 小売・卸売業
  • 運輸業・郵便業
  • 宿泊業・飲食サービス業
  • 建設業
  • 鉱業・採石業・砂利採取業

根拠は厚生労働省が調査した『就労条件総合調査』です。令和7年の各業種ごとの年間休日の平均日数が、下記の通り発表されていました。

産業

平均年間休日

鉱業,採石業,砂利採取業

110.5日

建設業

112.8日

製造業

114.2日

電気・ガス・熱供給・水道業

119.4日

情報通信業

122.2日

運輸業、郵便業

104.2日

卸売業、小売業

111.8日

金融業、保険業

121.6日

不動産業、物品賃貸業

116.6日

学術研究、専門・技術サービス業

121.4日

宿泊業、飲食サービス業

102.2日

生活関連サービス業、娯楽業

105.3日

教育、学習支援業

113.4日

医療、福祉

114日

複合サービス事業

115日

その他サービス業

112.7日

出典:『就労条件総合調査』(令和7年)

業界ごとの平均日数なども考慮に入れながら、自分が納得できる年間休日日数の仕事が選べると良いでしょう。

年間休日94日で働いている方の休日の過ごし方

ここでは、年間休日が94日前後で働いている方がどんな風に休日を楽しんでいるのかご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみて下さい。

あわせて読みたい休日の過ごし方おすすめ32選|みんなの休日エピソードを元に紹介

年間休日94日の方が、休みを増やした体験談

ここでは、年間休日94日前後だった方が休日を増やすことに成功した転職体験談をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

あわせて読みたい休みの多い仕事に就きたい人の転職活動攻略法。先人に学ぶ注意点と軸の決め方

休日を充実させるなら、年間休日94日はキツい

結論として、より休日を充実させたいなら「年間休日94日」という職場はキツいものがあります。

良い休日を過ごすには、ある程度まとまった休日日数が必要です。

年間休日94日だと連休を取ることも難しいので、プライベートを充実させるには相当な工夫が必要かもしれません。

仕事を変えることなども検討すると良いかもしれませんね。

では、良い休日を。

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